
伊藤 洋子
名誉教授
建築史
アジア・アフリカ⼯学領域
Yoko Ito
専門は日本の建築史および建築技術史。特に江戸期以降の大工組織や木割書を手がかりに、伝統的建築技術の記録と解析に取り組む。実測調査をもとに三次元CADを用いた歴史的建造物の復元を行うほか、町並みの文化財化に向けた住民参加型の調査・記録・活用も実践。富士山信仰に基づく御師文化建築の研究では、文化庁や山梨県と連携し世界遺産登録にも貢献した。文部科学大臣表彰をはじめとする文化功労賞を多数受賞。2023年より追手門学院大学の特任教授としても活動を開始し、建築文化の教育・研究に引き続き貢献している。
<主な経歴>
東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻 博士課程修了(工学博士)
2000年~2017年:芝浦工業大学 工学部 教授
2017年~2021年:芝浦工業大学 建築学部 教授
2021年~:芝浦工業大学 名誉教授
2023年~:追手門学院大学 特任教授
2012年:埼玉県知事表彰(文化功労)
2014年:文部科学大臣表彰(地域文化功労者)、甲府市善行章
歴史的建築文化の保存と記録の第一人者として全国的に活躍中。